不在者投票を済ませた

5時すぎ、外に水をため置きしている容器に薄氷を見つけて指を入れたらスッパリと氷が指を鋭く切った。タイヤは冬用にかえたので早朝の運転、少し気持ちが楽になった。
きょうは米英に戦いを挑んだ真珠湾の日。歴史は立場により解釈が異なる。さらに当時の空腹や空襲を知らないわたしは、思うことはあっても軽々しく責任論は言うべきではない。論争をしても折り合いはなく世間を狭くするばかりだと、失敗を重ねてからわかった。
美祢市の山奥、細い道の最後に老夫婦が週に6個のお客さま。じいちゃんが納屋で農機具を手入れしていた。来年で86歳になる。開戦の日の「大本営発表」のラジオ放送は近くの神社に地域の人が集まり聞いた。日露戦争のように、日本海開戦のように負けることはないと信じた。
学級で先生が満蒙開拓義勇軍への志願を募ったが家の事情で手を挙げることはなかった。手を挙げた仲間のほとんどは帰国していない。美祢市の上空を編隊を組んで毎日通過するB29爆撃機を見ながら、負けるのではないかと思った。
月曜日の配達を終え、大判焼き(白あん)熱々を買い、タオルで保温して急ぎ足でもどり、みゆきちゃんの土産にした。
不在者投票も済ませた。