雨でも晴れでもよい天気


気象予報士が「よいお天気とか、悪いお天気という表現はしないのです。雨を待っている人もおられるのですから」とラジオで語った。お天気を自己中心的なとらえかたをすることを戒めていると感じた。人間関係においてもそうであろう。
わたしとって「苦手な人」は、その方の家族や周囲の人たちには「よい人」ということだってある。自分の都合が真実のような解釈は一部分でしかない間違いである。
木曜の美祢で「これでタマゴはおわりにします」と言われた。ご高齢夫婦。ご主人は体調が悪くいつもパジャマで、介護しておられるおばあさんが入院ということになった。どうすればよいかと混乱しておられる気持ちが玄関でよく伝わった。高齢をむかえて夫婦健在という幸せと裏腹には複雑な事情がうまれる。夫婦で入院できる場所探しを懸命にされていた。