こんにゃく畑を検索

朝6時。気温8度。雨。朝の気温が最高で15時7度。肌寒い一日で雨が冷たかった。

今日が「プレミアムフライデー」だと知ったのは周南市内でショッピングセンターの幟を見てから。

先月は、月末の金曜日なのに、やけに交通量も少なく、18時前にタマゴをお届けする宇部市内の繁華街は日頃より7割増しぐらい
「プレミアムな格差」を感じながら配達だったが、

今日はいつもどおりの年度末の忙しさを肌で感じて、正直、ホッとする。毎月「プレミアム格差」を目の当たりにするのが怖かったから。

木・金曜日にタマゴの選別をお願いしているYさんが農園で仕事をするようになって丸2年になった。

常に人手が欲しいと願っているが、Yさんが農園で仕事を始める前に、かなりの時間と労力をかけて仕事を教えながら育ててきたつもりの従業員が2人辞めた。

両親も高齢に差し掛かり、配達や園内の作業の負担を少なくするには、やはり人手が必要なので私の知る限りで一生懸命考えてアプローチしたのがYさんだった。

鶏と共に仕事をしながら、タマゴを新鮮な状態で、お客さまにお届けするという割と簡単な仕事なのだが「プレミアムフライデー」を満喫できるような仕事ではないと思う。

金曜日はYさんの出勤前に出掛けるので、作業場で共に過ごす時間は限られている。

木曜日のお昼前に手を動かしながら15分ほど、山の「テンカチ畑」の様子や、有帆朝市に並ぶ野菜、仲間の生産者の話、ご家庭の様子を聞かせてもらう。

遠慮して多くは語られないが、昨日は「鶏糞を持って帰って良いですか」と尋ねられたので、二つ返事でお答えした。

Yさんの「手作りこんにゃく」は朝市の看板商品。昨年は水不足で、思うような収穫が出来ず、最近は朝市に並ぶことはないようである。

鶏糞堆肥と、テンカチ山の腐葉土を混ぜて土づくりをし、定植の準備を始めていると、昨日の聞いた。

出来たての絶品「手作りこんにゃく」は何度も頂き、少々不細工な「こんにゃく芋」も拝見したことがあったが、

昨日の会話の中で「こんにゃく芋は茎が一本しかないので」と耳にし、自分の頭では想像出来ず、ネットで初めて画像を検索してみた。

初めて目にする「こんにゃく畑」の画像と共に、土づくり、栽培方法の苦労も理解できた。

「こんにゃく芋」」を丁寧に栽培され、「こんにゃく」を手間隙かけて作られるYさんを尊敬した。

あだちまさし。