労働集約型日曜日

気温はボツボツ上がってきたが、今日は日差しを雲が遮り、割かし肌寒い一日になった。

10時に作業場のストーブを消したが、お昼から再度、作業場に暖をいれた。

労働集約型産業の日曜日。

あれやこれやと、やらなければいけない仕事があるが体は一つ。一緒に働くFさんの仕事もボリューム満点。

早起きし、朝の仕事を一時間ほど前倒しに進めたうえで、午後からの力仕事を少しだけシェアしてもらう。

スイッチボタンを押して眺めていると終わる仕事は一つもなく、常に体を動かしながら、頭の隅の方で様々なことを考える。

生産が少し上向き加減に転じてきた。昨年末のローテーションの不具合分を除けば、ほぼ順調に推移している。

この不具合分の遅れをいかに取り戻すかが、今後3ヶ月ぐらいの大きな課題になる。

鶏の産卵活動は、厳しい暑さや寒さで少なからず減少する。

餌を食べ、命を繋ぐ体力は維持しているものの、気候が厳しくなると、自然と命を保つことを体が最優先するので、産卵、つまり排卵活動を休止する。

これは生きて行く上で必要な「性」なので仕方がない。病気で産卵が低下するわけではないので、活動しやすい気候に戻ると産卵活動も正常化してくる。

今年の冬は特に厳しい寒さが続いたので、一進一退という状況が長く続いたが、日々の生産が安定するようになってきた。

卵殻の艶、大きさ、産卵時間の足並みも揃い出し、物は言わないが鶏の体調が上がってきていることを感じる。

農園の梅の蕾はまだまだ堅いが、膨らみは少しずつ大きくなってきている。

あだちまさし。