「世界は進化に満ちている」深野祐也・著(岩波書店)を購入しました。
書籍の紹介で、動物や植物の進化や変化の実例や、農薬が効かなくなったアブラムシの変異。変異・選択・遺伝があれば進化は起きるとあり。農園での経験が重なることもあって、書店で注文して、一週間して手もとに届きました。
数ページめくって、積読の熟成期間に入りましたが、本を逆や横にしたりしながら「ななめ読み」で時間をかけて、活字をおいかけていきたいと思っています。
先月から増えた新しい配達先のそばには、深夜まで営業している本屋があります。いまどきではありませんが、書籍は本屋で注文して購入します。手元に早く届く必要を感じていないのと、本屋の「におい」が好きで、今もこうしています。
この本屋、店の奥にトイレがありますので、用を足してから店内を散策します。変な癖ですが、大好きだった教会の先生がそうしていた影響で、本屋に入ると用を足したくなく習慣があり、その都度、なつかしい記憶につつまれます。
高校生の頃、学校の帰りに教会でボンヤリ過ごすことがよくありました。ソファに寝転び、本棚から先生の書籍や古いアルバムをひろげて、ゴロゴロする時間が好きでした。迷惑だったかもしれませんが、当時は干渉されない事を良いことに勝手気ままに過ごさせてもらいました。
時折、「一緒に行くか?」と先生から声をかけられ、本屋へお供することもしばしば。当時は市内で一番大きかったスエヒロ書店です。黒装束に草履スタイルの先生のルーティンは、店内に入ると一目散に階段の途中にあるトイレで用を足すのです。私の変な癖も、この頃からです。
なぜか、本屋のトイレで用を足すと、当時のポツリポツリと話した事や、人生の節目でかけられた言葉を思い出します。いつも「つかず、はなれず」の距離であたたかく見守っていただいた「まなざし」や、今の歳になって気がつく先生から「いのり」を感じる事もあります。
そんな時、暗闇にポッと「あかり」がともり、心があたたかくなる錯覚をおぼえます。
2025.10.28 あだちまさし