すこし疲れて缶ビール


農園周囲の耕作を放棄し地主に土地を戻された。地主は地元で生活していないので、どれだけ荒地になろうが知る気もない。困るのは雑草に囲まれる農園である。早朝、地域の古老に相談した結果、地主に最低年2回の草刈(推定作業料30万円)は請求しても当たり前。そこであんたに「買ってくれんか」と言えば値切って買うのが常道「まぁ反(300坪)20万円ぐらいかの」と知恵を授けてくれた。
映画「血と骨」を2度観て返却した。梁石日(ヤン・ソギル)の小説は、戦後の大阪を舞台にした在日韓国・朝鮮人の生活が、戦後の混乱のなかで差別と闘いながら生きるたくましい人間像に迫り共感するところがあった。しかし、それは活字の世界であり映像になると血が流れ、罵声が音声いっぱいでひびき・・・わたしは活字のほうがええと感じた。
少々疲れを感じて3時に配達をおえてから仕事はせずにビールを飲みながら本を読んでいた。2本目の缶を飲みながらいつのまにか寝ていた。