残暑きびしい月曜


母は10年数年前に両腰に人工関節を入れた。それが交換時期を過ぎており、再手術をするかどうか90歳も近いので迷っている。月曜は小野の綿田自動車に配達がある。整備をされるご老人が杖をついて不自由そうに工場を歩いておられた「どうされましたか」と尋ねたら「片足の関節に器具を入れた」と。前々から痛みがあったけれど医者が「10年器具はもつから70歳になったら入れよう」と診たてたそうである。つまり80歳までには亡くなるであろう。である。この方は前々から気になる人物である。とにかくいつも笑顔なのである。そして人の話をいちいちうなづきながら聴かれる。他人に影響力をあたえようと自己主張もせず、タマゴの配達をするわたしにも笑顔でおじぎをされる。こういう人柄にわたしもなりたいと月曜はいつも思うのである。
昨夜、仲間が農園に来てくださり深酒になったが、残暑の配達と午後からの草刈でアルコールは完全に抜け、今夜もビールに焼酎がうまい。