気持ちのよい汗


農園周辺の田は全部耕作放棄された。地主が不明な土地は黙って草刈をするよりしかたがない。地主がわかっている田もあり農業委員を介して草刈をするよう促してもらった。昨年は一度見にきて「なんとかします」と言葉をのこして帰ってそのまま。
やかましく催促する権利はあるけれど、それをするよりここも黙って刈ろうと昨夜決心した「掃除に学ぶ会」で教えていただいた、取り組む側心が整うという基本を思い出した。言葉を荒げて「あんたの義務じゃから」と言うのではなく、ただただ自分のために汗をかくという行為もある。
6時までに最初の採卵をすませ、広い田に草刈機をいれて歩きはじめた。7時までにかなり広い田の全部を刈りおえた。汗がながれて半袖シャツ一枚になっていた。お金をもらってやったわけではなく。誰かに誉めてもらったわけでもない。それだからこの爽快な気持ちになれると実感した。