人の話を聴かんし語ったのは私


農園をはじめたときお掃除仲間から「朴(ホウ)」の苗木をいただいた。4~5メートルの高さに成長して今の時期に真っ白い花が咲き、あたり一面にそれは甘いかおりが漂う。
以前、黄栄作さんの母上(朴勝子さん)にその話題をしたら「わらしの苗字と同じで見たいわねー」といわれた。きのう勝子さんから「元気ですか」と絵手紙が届いたので電話をした「明日、朴の花を持っていくからね」と。しきりと訪問時間を気にされたのは、その時間に体調を薬で整えるためだとわかっていた。車のなかはむせ返るような甘いかおりで大きな花をたくさん持参したのは約束どうりの12時。玄関そばで椅子に身体をまかせて寝ておられた。
わたしは人のことを「聞かんし語る」としゃべりすぎると言ってきたが、わたしこそこれまでの人生でしゃべって誉めてもらうことに快感を感じていたことを最近おおきな反省にしている。きょうはお母さんの話しを1時間しっかり聴かせていただくつもりで訪問した。最後に「元気でね」と握手を求められて嬉しかった。
レンタルビデオ店で20巻ちかくあるのにいつも全部貸し出しの「レッドクリフ」が1巻あったので一泊でレンタルした。