母の心がいまごろわかり


母はいつも元気で90歳をむかえていた。入院して赤子のようにオムツの世話になり、いつも元気という母ではなくなった。
就職して寮生活のわたしに毎月母から小包郵便が届きお菓子や食品に「進ちゃんへ」と手紙が添えてあった。帰省しようと姫路駅まで行き、駅前の飲み屋で汽車賃をつかい果たして寮に戻ったこともあった。
連休に連絡しないまま帰省したことがあった。連絡は自宅に電話がないので近所の電話がある家に伝言を頼むのが面倒だった。夜行で小郡駅に早朝につき、宇部線始発にのり近くの駅からタクシーで着いたら7時前「ただいま!」とあがったら母が朝食を食べていた。お膳にわたしの茶碗にご飯が盛られていた「毎朝している」と言った。母との思い出がどんどん出てくる。
今朝は思いっきり広い面積草刈を汗をたくさんかいてやった。刈り終えた面積をながめると清々しい。