戦争証言に気持ちがおもくなり


8月は戦争と平和に関する報道がテレビでも活字でも多い。BS番組で戦地から生還した方々の証言がたくさんある。ほとんど録画している。
テニアン島にサトウキビ農家として移民した民間人のほぼ全部がアメリカ軍におわれ自決。母と妹を小銃で撃ち殺し、自身は手榴弾で自決をはかったが不発で捕虜になったかたが、しぼり出すように言葉をつながれた。
中国の戦地で、同郷の仲間が次々に撃たれるなかで中国人への憎しみがおおきくなり捕虜があるたびに「俺が殺る」と殺しました。食料の支援がないままで、民間人の家に強奪、略奪をくりかえした。はじめは食料だったが神経が麻痺して酒や金品まで狙うようになった。
証言される90歳前後の方々の表情は極悪人ではなく、まるで仏様のようにおだやかである。あの現場にいなかった人には、わたしたちの行動は理解できません。
毎日新聞10日付けで「愛犬供出」犬・猫に兎を食料と毛皮の材料として供出せよとの命令が国民に出た。撲殺して全国を歩いた当時の少年の証言が載せられた。たくさんの事実を重く受け止めている。