日別アーカイブ: 2014年1月24日

太郎さん完治

糸賀社長が「読んでみんかね」と約30年前刊行「海軍軍令部(豊田穣)」を貸してくれた。400ページ以上の内容は、目次によると明治に創設された明治海軍から大東亜戦争終結までの海軍の歴史のように思う。読んでみたい。

中国・韓国がいまだに戦争時の日本を責める。南京大虐殺や慰安婦、最近は企業責任まで言及してうんざりする。
けれども、大陸派兵の食料は現地調達が常だったと思う。軍事作戦上重要な兵站が不十分な進軍だった。つまり行く先々の地域の住民から食料品などは搾取、軍票と呼ばれる軍用手形で表向きは買ったことにしている。しかし軍票は金にならない。
貧しい農村で家畜やたくわえた穀物などを盗られたら、とうぜん抗日運動になり住民はゲリラとなる。その住民、あるいは集落ごと日本軍は殺戮する。ベトナムソンミ村のように。
餓死者を多く出したインパール作戦の生還者は、敵の陣地コヒマを陥落させて、そこにある食料を奪いたかった。空腹をみたす戦だったと回想する。敵地目前まで接近したとき退却命令が届き、果てしないジャングルを敗走。おびただしい餓死者にあとから白骨街道よばれた。
食料補給のない戦をした国家の責任は、具体的にやはり謝罪が必要だと思う。兵士に罪はない。

周南市からさきほどもどった。一番気になる太郎さんの傷をみた。見えにくいほど、歯茎からの腫れが破れ、顔に傷ができたおかげで抗生物質を塗り込むことができて一週間。傷も腫れもほぼ完治した。根本的な治療ではないが、これで数ヶ月は大丈夫。パンと牛乳からかたいフードに明朝からもどす。