日別アーカイブ: 2016年4月23日

農園は一服の絵画

萩に出る前に簡単な朝食をいただきながら思ったことは「今の幸せ」。
わたしが食事をとる位置から窓越しに新緑の山々を背景に、農園開設時にトレーラーで運んで、大型ユンボで植えたケヤキが枝いっぱいに絵画のような若葉をつけた。
開けた窓から、朴(お掃除仲間が記念植樹)の花が甘い香りを漂わせ、キジやウグイスがたくさん元気に鳴く。
私には日常の風景。人はこの非日常を求めて旅をしているのかもわからない。自然のなかで、毎日を過ごせること。これこそが幸せだと、農園生活17年にして実感できた。

戦争カメラマンが捕らえられたとき、さまざまな反応が巻きおこる。大別すると「自己責任」「尊い報道者」。今回、熊本地震でもマスコミの報道姿勢があれこれ論じらている。カメラが被災地の現状を報じるから惨状が伝わる。
一方では、報道の競いあいが過熱している指摘もある。

神戸の震災に身をおいたわたしが感じたことは。
倒壊家屋の生存者を確認するとき、上空でマスコミのヘリコプターがたくさん旋回し、その騒音はレスキューの障害だった。
阪神淡路の前に奥尻島や雲仙災害があり、復興道なかばでありながら、マスコミは新たな災害に向かった。
熊本報道に東北から関心が遠ざかるマスコミ対応になってほしくない。
伝える側と受けとる側には、越えられないものがある。

カヤグム(韓国伝統楽器 琴)奏者で歌姫の呉 明美(オ・ミョンミ)さんから久しぶりの電話があった。5月の連休明けにグリーンモール(下関 リトル釜山)商店街で、ランチと小物のお店を開店します。
明日の午後、開店準備中のお店に彼女を訪ねることにした。