配達冥利


わたしが配達したら卵と会話も届く。を心がけている。何年も毎週の配達で趣味やおおまかな考え方はわかる。そのかたにあう最近の話題を心がける。
山口市内で6個を届ける80歳のひとり暮らしおばあさんの玄関に、わたし専用椅子が用意されている。きょうは笑ってもらう材料を数日まえから考えていた…以前「うでじろ」という変わった名前があります!と仲間が先ほど届いたハガキを笑いながらわたしに見せた。それは…うちの腕白君だった。おばあさん上をむいて大笑いされ「声を出して笑ったのは数年ぶりかもわからない」と喜ばれた。こんなことを大切に生きていけと鍵山先生から教わった。
まだおばあさんの笑い声が耳にのこっている。