総論賛成、各論反対


昨夜NHKテレビ(中国地域)で原子力エネルギーについての討論番組があった。必要悪とか絶対悪かの論議は意味がないように感じた。
事故を考えたとき「わたしの地域は危ないから反対」これは人間ならふつうの感覚ではあるが反対についての大儀がみえない。いま直ちに全国の原子力発電をとめたとき、少し暗くても暑くても危険に比べたら我慢できる。果たしてそのような我慢の範囲で日本が営めるのか。
電力料金の値上げ、産業の疲弊による失業。医療や福祉にまで想定を広げたときでも「要らない」と言えるのか。資源の少ない日本はエネルギーを土台にした産業で経済が動いている。総論も各論も一致する国民合意が必要だと感じた。