はなちゃん手当てなし


17歳の愛犬。1週間まえから腹水がたまり、いまは歩行困難になった。腹水は推定5キロぐらいある。内臓疾患末期だと思うが、最後はスマートな姿にしてやりたいので美祢の獣医師を尋ねた。
腹水とるには麻酔。これに耐えられないと思う。うまく水を出しても数日で元にもどることもある。傷口は痛いと思う。年齢を思うと腹水圧力で食べられない時期がくる。それまでの時間を大切にされてはどうか。説明を聞きながら涙がたくさん落ちた。
配達しながら考えた。油断したら泣いてしまう。はなちゃんは夜は17年室内犬、昼に繋いだことはない。一番忙しく働いたまえの仕事時代。出張からもどれば犬。ホテルからも電話で声をきいていた。農園をはじめて4~5年は、毎日長距離の配達に助手席でお供してくれた。死ぬことは悲しい。しかし長年わたしを励ましてくれた犬に感謝。そして長寿に祝福しなければならない。
今夜は鰹の刺身・鶏肉に焼いた秋刀魚を平らげてくれた。最後まで愛してやる。