愛犬出血


山口市に7か8店舗の美容室オーナー糸賀社長。火曜日は10時にわたしが着くのを珈琲をたてて待ってくださる。
尾中先生(スネイク美容室)に弟子入りして100人近い弟子のなかで一番厳しく仕込まれた。狭い階段を上がったとき、たまたま後ろが師匠だった。ズボンから落ちた財布を師匠が拾い2階の窓から中身も財布も捨てられた「なにするんですか!」と言うと「おまえ、それだけ大切なら落とすな」師匠のおごりで弟子数人とレストラン。
師匠が耳元で「人の金で食うときはメニューで一番安いものを頼めばええ」他の弟子は最高の食事を食べた。こいつは鍛えてもついてくる。という師匠の眼力と、言われたことは死んでもやる。その時代があって今がある。きょうも珈琲をいただいて勉強もさせてもらった。
夕方、農園に戻ってはじめに目についたのは皮膚病の愛犬がわき腹から血を出していた。かゆいので爪をあてたようだった。すぐ美祢の獣医に「行く」と告げて山を越えた。出血より深刻な病状が顕微鏡で見つかった。この場合、最後は安楽死を選択されるケースが多いです。と処置なしを告げられた。
明朝は農園犬ぜんぶに安くなった旬のサンマを一頭一匹買っている。老犬にはプラス白菜と厚焼きタマゴ。全力で介抱しているから、結果は受け入れよう。大往生である。