微笑みのしわ


昨夜は血液検査の一覧を、老眼鏡でみておどろいた。ALPという肝機能に関する値、正常値は132以下に対して4000以上(計測不能)に赤マルがついていた。腹水がたまりはじめた。なんとなくあと1ヶ月はもたないだろうと予感がしたから、日曜の配達は近距離だから車に乗せた。重病でもドライブは喜んでいる。
医師の日野原重明先生は100歳を先日おむかえになり、その番組が昨夜あった。末期がん緩和医療にとりくまれるなかで、最後は患者さんが言葉か心で感謝を告げられる量のモルヒネを投与されると知った。4千人ちかい患者さんをみとられ、いまは奥様も医師として診ておられる。病院廊下に先生の書があった「ふやすなら 微笑みのしわを」と。きょうも午後から手にマメをつくってスコップ仕事をした。