元旦


3時に目がさめた「正月だから」という特別な日は農園にはない。鶏は今朝も元気に産卵する。主人公様は鶏である。
台所ではさばけないおおきなブリを、厚着をした家内が、夜空のしたでまな板をセットして包丁に体重をのせて骨を切り、身をおろし自宅と農園にわけた。皮などは犬のご馳走になる。そのブリで朝は雑煮。昼は刺身で日本酒。夜は刺身とアラ炊きで日本酒。わたしの元旦は魚と日本酒。
山口市内の配達と30分ウォーク、昼寝と午後からの仕事もした。初詣は吉部八幡宮経由で西君の墓前。母にあいに行った。押し車で食堂間で歩き、家内が用意したひ孫のお年玉袋に全員の名前をひらがなで書いた。煮豆を上手に楊枝にさしてうまそうに食べた。愛犬は尿道からたくさん膿がでる。指で引き出してやるほどではあるが正月を生きた。