8時すぎに母にあいに行った。動作や会話が緩慢になっているので、ゆっくり時間がとれる日曜日は母のペースにあわせることができる。食事をすませて身なりもきちんとして腰かけていた。
わたしが20代のとき母(50代)は建売住宅を買った。それが母の人生で自慢だったとわかった。山大工学部で用務員として働き、官舎とはいえ共同風呂に便所の生活のなかで、家を持ちたいと倹約をして貯金をした。
その家の敷地にプレハブ小屋を建て「株式会社ぎじろくセンター」を創業した。つまり、母の力があったからわたしの事業はスタートできた。
その自宅を売った金額にわたしのローンでいまの自宅がある。
約1時間。母の誇りをゆっくり聴いた。やはり母はおおきいと思った。
天宿温泉でゆっくり身体をあたためた。