陰腹(かげばら)

いま読んでいる「切腹の日本史」責任感、正義感に潔白の証として日本人は腹を切った。なかでも驚いた作法に「陰腹」があった。主君に命をかけて進言する作法は、内臓まで達しない深さで切り、さらしを巻いて主君に目通りをする。主君はその様子から陰腹をわかる。もちろん進言を果たしたあとはあらためて作法どうり切腹をする。命がけ。わたしは簡単に言葉を使っていたが、それは命をかけた覚悟の行為と知った。今夜は6時半から吉部八幡宮で、藤森先生のご心配で「寺子屋」が開かれ参加させていただく。金曜日、午後9時からNHKのBS新日本風土記「会津」が楽しみ。