川嘘ではないから

6時前はまだ薄暗い。食事と食器をおさめ、台所を磨きあげて愛犬の世話。
ハッピーはリードで歩くとき決して引っ張らない。わたしが歩みをとめたらピタリと座って呼吸を合わせる術を心得ている。
イノシンを脅す爆発音は深夜はやめて、早朝からドカーンと山あいに響く。今朝はこの音が若葉マーク俳句の琴線にふれた。
暗がりのなかで歩みを止め手帳とペンを探していたら、愛犬はどんどんモンローウォークしながら前方に歩を進めている。リードの金具が壊れていた「待て!」の号令で座った。野良犬だったとは思えないが、爆発音にピクリと身を縮める小心犬。

犬ピクリ 山に爆音シシ脅し

橋を渡っていたら右岸から反対にさざ波がたった。川面を尾を振りながら渡る(約30メートル)カワウソだった。川岸はコンクリート。また川の真ん中に出て上流に泳いで去った。
以前カワウソを発見したとき嬉しくて地元の市議(議長)に現場から電話した。まったく無関心が言葉のトーンでわかった。それと「見まちがい」と疑われたからガッカリ。
オシドリやホタルが地元の観光資源ならカワウソは四万十川並みの話題になる。
画廊の菊川さんが、その話題に「ものごとは見える人には見えるもの」とわたしの肩をたたいた。
群馬県桐生市 創作てぬぐい作家 長沢士郎展が菊川画廊で催される(11月2日から11月8日午前10時から午後6時)著名な作家らしい。それと画廊主の人柄にわたしは惚れ込んでいる。宇部の芸術文化を発信する心意気に。敷居は格段に低い画廊です。
JR東新川駅を背にして、信号をわたりすぐ右側。Pあり。

万歩計13000歩

宝くじが当たらないと嘆いたら「た」抜きですよ。と聡明なお客さま。