健太に詫びた事件


落雷で暴れ狂った健太を3時すぎに階下の作業場につなぎ、ほとんど眠れないままだったけれど日記を配信したのが4時。ここから悲劇がはじまった!
おとなしくなった健太を誉めてやろうと階段をおりて絶句した。預かっていた米の紙袋に噛みつき米が散乱。柱にも噛みついて柱はボロボロ。まだハァハァの興奮状態だった。暗がりで「健太!」と一発平手で叩いたら床に血がポタポタ落ちた。鼻血を出したのかと思ったら、叩いたわたしの右手に健太の歯があたりおおきく口をあけていた。すぐ消毒して止血。医者に行けば2~3針は縫われるぐらいである。
しかし、きょうは週の山場の木曜日。5時半から不自由になった手で採卵。ズキズキ痛む。健太の混乱にわたしも混乱して手を出した報いである。飼い主失格の痛みである。
夕方、下関から帰りついたわたしを健太は尾をおおきくふっていつもどうり喜んだ。手は痛いけれど抱いて「すまんかった」と詫びた。