奇妙な歯科医


防府市の奥さまがわたしを推薦してくださり、月刊「ぷち・ふりっしゅ(山口県発50歳からの人生満喫!応援マガジン)」今年の6月号で「しんあい農園」が紹介されそれから購読している。今月号は「田舎で半農半医」と題して、地域で歯科医院を開業しておられる福田先生が登場していた。
わたしは、やったことに尾ひれをつけてでもアピールする悪い性格だが、この先生と何回飲んでも、宇部の医院をたたんで田舎に移った理由を笑いながらしゃべらない。患者は歯が少ない老人ばかりだから、バスの利便が悪いので先生がクラウンに乗せて自宅までおくる。つくった野菜は患者さんや地域の人に食べてもらいそれが喜び。だから医者でも真っ黒に日焼けしている。全部読んで高齢者に喜んでもらい、田舎暮らしを満喫したいという先生の気持ちが伝わった。奥さまは山大口腔外科医で、自宅は宇部市内にあり歯科医師会の会長だから宇部で酒を飲んだ日は自宅に戻るらしい。わたしは自宅で寝たことがない。先生はラーメンが主食のようだけれど、わたしはめったにラーメンはつくらない。共通点はホタテ酒屋で芋焼酎を買うことである。まんまるいお月さまを窓から見ながら、今夜も焼酎で眠たくなるわい。