ハッピーの子育てに感動


農園犬になってちょうど半年になったハッピー。物語の最初は昨年8月の豪雨の日、藪のなかからまだ目もあいていない小犬を一匹また一匹とくわえて出てきたその数7匹。あふれる水で小犬が溺死しそうだった。
藪に隣接する奥さまが目撃してご主人と小犬たちを庭に避難させた。その日からハッピーは授乳に来た。昼間はすぐ逃げられるよう立ったまま乳をあたえ、夜は横になって乳を飲ませていた。
きょう防府市の保護してくださったお宅からタマゴの注文があり詳細に聞かせていただいた。保護されてから11月末まで小犬の里親さがし、ハッピーの健康診断に避妊手術とたくさんの人たちがかかわり、わたしは避妊手術の病院で、痩せ細りガタガタ震えていたハッピーを偶然見た。いま小犬たちも全部幸せな生活をしていると聞いている。
ハッピーは野良犬生活で苦労したぶんは農園で幸せをとりもどしてほしいと思う。きょうも夕方もどって一番たくさんわたしの顔をなめるのはハッピー。