サマータイムより焼酎タイム


役所に20年出入りして感じていたのは「先進地行政視察」の無駄だった。地域興し・電算導入・教育などひいでた先例を見に行き真似をする。先進地がどれだけ苦労を重ねて到達したかという失敗談は聞かずに、成功しているところだけに目を奪われてやる気になって帰る。
諸外国もやっているから・・・とサマータイムが話題になっている。第一次産業に従事している人は「そんなの関係ない!」というだろう。日の出と日の入りで動植物は営みをしているからそれにあわせて働いている。ご高齢夫婦の農家に配達に行って「今年から米はやめました。買ったほうが楽です。草刈は日当一万円でお願いしようと決めました。どっちみちこの家も田畑も将来は荒れるでしょう」サマータイムより大切な政治があろうにと思う。
木曜を走りおえて焼酎が身体をゆるめてくれる。