日別アーカイブ: 2013年10月30日

農園の窓越し風景最高

水曜日は今村夫妻とのよもやま話が楽しみ。今朝の夫妻はよそ行きの服装。8時半に集落の老人を今村奥さんがたばねて、社協のバスを走らせ角島見物のミニ旅行。今年25センチの開腹手術のあと「もう酒は欲しくない」と言われたご主人が「きょうは運転がないから、精一杯呑めます」と満面の笑み。
昔、社員の高山君を静岡の管理者養成学校(通称・地獄の特訓)に2週間入れた。凄まじい洗脳を受けて会社に戻った朝、彼はわたしに抱きつき泣きながら「これから会社のために全力を出します!」
1週間ほどたった夕方5時「おさきに失礼します!」と彼は帰る「なにか大切なことでもあるのか」と尋ねたら「新台!パチンコの新台が入りました」男の決意はこの程度。
酒屋の井上さんは、犬と猫を飼っている。その犬(14歳)は両目失明と認知症に皮膚病の三重苦。長くは生きられないらしい。その犬に以前買い求めた犬小屋(新品)がある。それを譲り受けることになった。日曜日の朝、トラックでいただきに行く。
19歳の農園犬 太郎さんもかなり悪い。きのう朝、食事しながら肛門から鮮血が落ちた。はなちゃんで汚れたり出血したりを経験したので、少々のことでは慌てはしない。寿命に不足はないだろうから、食べられなくなったら、それ以上のことはやらない。
赤崎小学校の木陰で弁当を食べた。昼寝体制になったら校内放送が聞こえる「きょうは、音楽をながすCDが故障しました。給食のあいだ放送部員が頑張ります」リクライニングシートを倒して、タオルをまぶたに置いてわたしは寝る体制。放送部員は「なぞなぞ」の放送をはじめ、わたしも回答を考え続けて眠れなかった。
夕食どき、窓越しの山。14年、朝夕眺めながらご飯をいただき、酒を呑んでいる。この風景でくつろいでいる幸せを感じた。たしかに1人の晩酌で話し相手はないけれど、晩秋の山々を眺めて酒が呑める。人はその満足感をもとめて旅に出る。わたしは、得がたい至福の時間を長年楽しんできたことに気がついた。