日別アーカイブ: 2015年1月11日

映画の日曜日

2時に起きた。録画した映画「セントラル・ステーション(ブラジル)」120分を見た。

リオデジャネイロの下町で、文字が書けない人の代書業を路上でする、たまには悪どいこともやる高齢の女性が、ふとした縁で小学生ぐらいの男の子。その父親探しの旅に付き合うストーリー。
ラストシーン。寝ている子供を残して立ち去る彼女が、揺れるバスの車内で男の子に手紙を書いた
「いつかあなたが私のことを忘れるのが辛い」

命に限りがあるから人は懸命に生きる。大切な記憶は命を終えるまで心の引きだしにある。

母は朝食を「今朝が一番おいしかった」と満足した。椅子に座り親子の会話を長くできた。
今週、照美さんの京都に行くと話すと「京都」とつぶやいた。
母が公務員の当時、退職時に「出張」と称して、行きたいところに旅ができる暗黙の仕組みがあったらしい。母は山大工学部だったから京大に研修という命令を受けられる。私は京都に行ってみたかった。けれども静代さん(家内)のお母さんが予定の日に亡くなり京都は行っていない。
よほど行きたい京都の旅に行くことができなかった残念が記憶の引きだしから出てきて驚いた。
午後から菅原文太追悼「仁義なき戦い」番組を見た。