日別アーカイブ: 2016年7月12日

雨雲レーダー活躍

朝6時。気温24度l。雨時々くもり。昨夜から何度も携帯で天気状況を確認した。起床後も布団の中やトイレで一時間ごとの降水量や雨雲レーダー、予想動画などを確認する。

日曜日の昼休み、Fさんといつものキャッチボールを一時間ほどする中で「鶏舎の周りの草刈りはいつするか?」と彼から問われた。二週間ほど前に彼が徹底的に刈ってくれたが、今は膝丈ぐらいまで伸びており、鶏舎の出入りの際に重たい気持ちになる。

鶏の出荷や悪天候、他にもやらなくてはいけない仕事があり、あっという間に今の状態になった。今の仕事と一週間先の予定を話しながら「じゃぁ、どうする?」と彼に答えを求めたところ「ボクが休みの日に出てきて、自分の草刈り機で刈ります」との返事。

休日に出勤して草刈りをしてもらうと「賃金」が発生するが、鶏舎周りの除草を自分の仕事として気に留めていることが嬉しかったのでお願いしていた。

6時半ごろ彼からのメール受信「雨がひどいけど草刈りどうしますか?」彼なりにテレビの天気予報を確認してのことだと感じたので「判断はお任せします」と打ち込み、それだけの文字では感情が伝わないと感じ「無理のない程度でお願いします」と付け加え返信。

雨雲の予想動画を見ると、9時すぎると小雨になるようで、運が良ければ雨にあわずに草刈り出来るなぁと思ったが、休日出勤のため、そこまで伝えず。

その後、彼は農園に姿を見せることはなかったが、鶏舎周りの草刈りを自分の仕事として考えてくれていること、その作業を自分なりに考え、休日をあてて自発的協力を願い出てくれたことだけでも感謝しなければならない。

8時半すぎIさん傘をさして出勤。強い雨が降る中、給餌の準備を始める。私の顔色を伺うことなく、配餌車に飼料を入れる。彼女もまた、3日後ぐらいまでの仕事の様子、天気を確認しているのでやる気マンマン。

雨雲レーダーの予想動画を見ると、9時すぎには小雨になると判断し、彼女に「アメ、ダメダメ」と手話で伝える。

その後、予報どおりの天候になったので、彼女は給餌、採卵と午前中の短い時間の中で多くの仕事してくれた。

「自発的協力を得る能力」

養鶏や第一次産業に携わるリーダーとして身につけたいスキルである。労働に対しての対価は本人が満足するほど与えることはできていないと常に感じる。

じゃぁ、彼らに大きな夢を見せてやっているかというと、そこも私自身、いまは自信がない。

今、私に毎日実践できることは、共に汗を流しながら、率先して仕事をし、時にメールやノートで意見交換などをするぐらい。

もっと、良いリーダーになりたいと心から願う。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし