日別アーカイブ: 2016年7月27日

鶏は一日に二個産めない

朝6時。気温21度。晴れ。最高気温31度。ジリジリと焼きつくような日差しだったが、Fさんに採卵をお願いして配達に出させてもらう。

クーラーを付けた車内の温度も上がり気味なので、炎天下のなか農園で作業するみんなは大変だろうと想像しながらの配達。

朝9時すぎ、遅めの朝食と早めの昼食をかねて木陰で「おにぎらず」を頬張る。小野田市内中心部に入ると息つく暇がなくなるので、睡魔と空腹が襲ってくる前の「腹ごしらえ」

10時ごろ配達に伺う酒屋さんでは、ギフト商品の包装作業で大忙し。お得意さまからのご注文で、かれこれ20年以上のお付き合いなると聞かせていただいた。

私も以前の仕事でギフト商品を扱ったことがあるので、店頭に並べられた包装前の商品を拝見し、作業を大変だろうが、何となく売り上げを頭の中に広げた電卓で弾いてみる。

私たちのタマゴもギフトでお使いいただくことが度々あるが、お中元やお歳暮の時期「ご予約承ります」と大きく宣伝したことはない。ギフト売り上げを経験したことはあるが、鶏に「お中元シーズン、たくさんご予約いただいてますから、今日は特別に2個産んで下さい」とは言えないのである。特に高温が続く時期、在庫を増やしてスポット注文を待つのは得策ではないと思う。この時期に余剰卵を持ちたくないのは「新鮮たまご」を売りにする生産者なら、誰でも考えることだろう。

ギフト商品をタマゴのお客さまに広告を入れ、案内させていただく作業は、それほど難しい作業ではない。酒屋の店内で言い訳ばかりしていた自分が少々恥ずかしくなり。

10年以上も今の仕事をしていながら。

出来ない理由を探すより、出来る方法を探す方が楽しいの分かっているつもりの私。何かと自分に甘い姿勢を酒屋さんとの会話で感じることができた。

諦めてはいけない課題であると運転しながら考えた。さぁ、これから。

今日も一日ありがとうございます。

あだちまさし